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梅に関する雑学

漢字や弁当、歴史秘話まで、日本人と梅との深~い関わり

閑話休題──というわけではありませんが、梅に関する雑学を紹介します。

塩梅(あんばい)の由来
『塩梅』という言葉は、料理の味加減だけでなく、物事や身体の具合や様子を意味するとされています。
もともとは、読みも「あんばい」ではなく「えんばい」で、塩と梅酢とを意味し、料理の味加減を調える際に使われるようになりました。
古の時代から、日本人の味にとって、梅の存在がいかに大きいものであったかがわかりますね。

日の丸弁当の由来
『日の丸弁当』と言ってもピンと来ない人の方が多いかも?
私が子供の頃でも、マンガやアニメでしか見たことはありませんでした。
戦中戦後の食料事情が悪い時代の象徴みたいな食事だとは思いますが、それでも梅の栄養や殺菌作用などを考えると、一定レベル理にかなった組み合わせとも言えなくありません。
今でも、弁当類のご飯のセンターに梅干しがレイアウトされているのは、『日の丸弁当』の名残なのでしょう。

食べるための梅、見るための梅
梅干しや梅酒など実を食用にするための品種は『実梅』といい、早春の時期などに愛でる鑑賞用の品種を『花梅』と呼ぶこと、ご存知でしたか?
『実梅』の代表格は、梅干しの名産地としても知られる、和歌山県の紀州南高梅でしょう。他の果物同様、ブランド品種は人気が高く、梅のトップブランドである南高梅は、梅干しでも梅肉エキスでも売れ筋商品が多々あります。

一方、『花梅』は江戸時代に品種改良されたものが多く、野梅系・緋梅系・豊後系の3つに分類されます。
梅の名所として知られる水戸の偕楽園で、『水戸の六名木』とされているのは、烈公梅(れっこうばい)、白難波(しろなにわ)、月影(つきかげ)、江南所無(こうなんしょむ)、柳川しだれ(やながわしだれ)、虎の尾(とらのお)ですが、江南所無が豊後系で、他は全て野梅系です。

太宰府天満宮の飛梅伝説
「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」という歌、憶えがありませんか?
そう、昔教科書で習ったよう…。

これは、京都から太宰府に飛ばされることになった菅原道真公が、自宅の梅の木に別れを告げるために詠んだ歌とされています。そして、この梅の木が、道真公の後を追うように、一夜にして太宰府に飛来したという──。
これが『飛び梅伝説』。この梅は現在、太宰府天満宮のご神木として本殿の前に立っています。

 
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