殺菌とはまた違って、人間の免疫力自体を促進する効果も梅肉エキスも期待できるのです。
白血球の1つで、細菌やウイルスだけでなく、体内で生成された老廃物などを補食して消化するマクロファージという免疫細胞があり、これを活性化する作用があるのです。
梅の有機酸による殺菌効果と、このマクロファージを活性化する効果とによって、カゼをひきにくくしたり、ひいても治りやすくする効能が期待できます。
さらに、マクロファージはガン細胞も攻撃してくれます。
マクロファージは大食細胞と呼ばれるだけあって、頼もしいですね。
NHKの番組でも紹介されましたが、女優の樹木希林さんが乳ガンの手術後に梅肉エキスを摂るようになったというのもなるほどです。
人間に備わっているこうした免疫力を高めてくれる梅肉エキスは、習慣づけて長期間摂ることが重要ですね。
新型インフルエンザに代表されるように、近年は進化した新しいウイルスの脅威にさらされている私たち。
もちろん、全ての病原菌に有効だなどと言うつもりはありませんが、梅の免疫力を促進する効果や殺菌効果は心強い味方です。
今年6月に和歌山県立医科大学が発表した研究結果では、梅干しから抽出したエキスで、ポリフェノールの一種、エポキシリオニレシノールという化合物は、新型インフルエンザ(H1N1型)ウイルスの増殖を抑えることがわかったとのこと。
大人でも油断のならない症状に陥るインフルエンザだけに、抵抗力の弱い子供や老人にあっては、なんとしても予防したい病気の1つ。
特に子供たちは、気をつけていても学校や幼稚園などでウイルスをもらってしまう可能性が高いだけに、予防の一環としてぜひとも梅を摂る習慣をつけさせたいものです。